上司への報告は「事実」と「意見」を分けて伝えましょう
こんにちはゴリおです
前回この記事が好評だったので今回もやります
田端さんに寄生してPV数を稼ぐ企画PART2
ごめんなさい・・・・
今回気になったのはこのツイート
ほんこれ。。。クッソいらいらする。
>なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるのか。 https://t.co/CL7K7cKoMu
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) November 7, 2019
最近私も上司に同じことを注意されました
「上司と部下」という関係において、かなり多い不満なのではないでしょうか?
「事実と意見が混ざった文章」の問題点
そもそも「事実と意見が混ざった文章」の何がいけないのでしょうか?
例を見ながら考えてみましょう
相手に情報を「素早く」伝えられない
上司:例の案件どうだった?お客さんなんていってた?
部下:200万円で契約してくれそうです
上司:で、結局200万円で契約してくれるの?
部下:ええーと、たぶんしてくれると思いますよ
上司:たぶんじゃなくてなんでそう思うの?
部下:予算200万円と言っていたからです。
上司:なるほどな、他社の話とかしていたか?
部下:金額の教えてくれませんでしたが、他社とも話はしているそうです。
上司:だったら初めから言ってくれ、195でいいからきっちり契約してこい!
この場合、情報は全部伝わりましたが、かなりの時間がかかっているはずです!
相手に情報を「素早く」伝えられないパターンであり、
上司もイライラするし、部下の評価も下がってしまいます
相手に情報を「正確に」伝えられない
上司:例の案件どうだった?お客さんなんていってた?
部下:200万円で契約してくれそうです
上司:よし分かった!200万円で契約してこい
この場合、上司は「200万円で契約してくれそう」という「主観」の情報を
「200万円で契約してくれる」という「客観」の情報だと勘違いしています
相手に情報を「正確に」伝えられない、最悪のパターンですね!
「事実と意見が分かれた文章」の作り方
上司:例の案件どうだった?お客さんなんていってた?
部下:お客さんは予算200万と言っていました
また、他社とも話しているそうですが、お金の話はしてくれませんでした
部下:私としては、200万円で契約できそうと感じました
上司:そうだな、他社の事もあるし、195でいいからきっちり契約してこい!
「事実」とは、確定している過去の話
語尾を断定的にして、はっきりと言い切りましょう
「意見」とは確定してない未来の話
私は〜思う。私は〜感じた。など、自分の意見だと分かるようにしましょう
これなら相手に対して「素早く」「正確に」情報を伝える事ができます
上司への報告は「事実」と「意見」を分けて伝えましょう
そもそもなぜ混ざってしまうのか
ここまでは、「事実」と「意見」に関する「事実」の部分を紹介していましたが、
ここからは私の「意見」も踏まえて紹介します。
この問いに関して、元の記事で深く考察されていまし
ヒューリスティック・・?
ダニエル・カーネマン・・?
うーん・・
要は「考えるのがめんどくさいから、頭の中で別の簡単な質問に置き換えている」
という事なのかな?
しかし、私の意見はこれとは異なります
私は「事実」と「意見」が混ざるのは「口癖」のせいだと考えました
私も含め多くの若者は「たぶん」「思う」といった「あいまいな言葉」が口癖です
それに関して、言語学者の黒田龍之助さんは、
「大学生からの文章表現」でこのように分析しています。
「思う」はとても便利である。深く考えずに書き始めた文章が、とりあえず無難に終わる。なんとなくカッコがつくような気がする。さらに「思う」は相手の批判をかわす。どんな主張であろうとも、「これは私が『思って』いることなんだから、他人にとやかくいわれる筋合いはない」と開き直れる。何を「思おう」が個人の勝手なのだ。ということで、「思う」は大人気である。ひょっとしたら「思う」はか弱き者たちの「抵抗の砦」なのかもしれない。
こうして口癖となった「あいまいな言葉」を、
使うべきではない「事実」を言う時にまで使っている・・
これが答えだと思います。
クセを強制するように、常に意識することが重要なのではないでしょうか?
結論は同じになりました。
「事実と意見が混ざった文章」の活用法
こうして考えてみると現代の若者は、
「事実を意見のように言う事」はあっても
「意見を事実のように言う事」は少ないのかもしれません
例えばこちらの文章
飲み放題に料理が7種類もついて、4000円はかなりお得です
前半はキチンと事実を述べてるけど、後半は意見を事実のように言っています
「事実と意見が混ざった文章」のデメリットとして
相手に正確に情報を伝えられない事を挙げましたが、これは時としてプラスに働きます
4000円って安いんだ!!と相手は「事実」として受け止める可能性があります
論理的でない客に対してのセールストークとして使うのは有効なのかもしれません
また、客の立場としては、相手の主張のどこが「事実」でどこが「意見」なのか、
騙されないよう気をつけましょう